銀河ロイド コスモX

原作：関 智一　　作画：細雪 純

銀河の辺境に、神秘の力を秘めた「コスモクリスタル」と呼ばれる巨大エネルギー単結晶が存在した。そのクリスタルを中心に、八つの惑星が平和な文明を持ち国家を形成していたが、突如謎の軍団に侵略されてしまう。エネルギー変換理論に長けた銀河警備隊司令「マスターコスモス」は、自らが作った「コスモナンバーズ」で対抗するが、コスモクリスタルは無惨にも破壊されてしまった。

そこから124万光年離れた地球。冒険大好きの青年十文字宙と、そんな彼にあこがれる少年石井篤が獅子座流星群を見ていると、凶悪なノッカーズが現れた。生身で果敢に立ち向かう宙だったが、叶うはずもなく危機に陥る。
そこに空から落ちてきたのは、銀河警備隊隊長「ナンバーX」。宙と篤の危機を救ってくれるのだった。

ナンバーXを追う宇宙革命軍ダークマター、地球にはびこる犯罪ノッカーズ、そして謎の改造人間クロスダイバーと放浪するサイバロイド……それぞれの思惑の中、人類を巻き込む大混戦が始まろうとしている……。

登場人物

	ナンバーX マスターコスモスによって作られたコスモナンバーズの一人。惑星フレイヤが侵略され、マスターコスモスの遺志に従い地球に漂着した。感情を持たないサイバロイドだが、すさまじい学習能力と365の必殺技を持ち、地球では水を原動力とする。
	十文字宙（じゅうもんじ・ひろし） 三代続く銭湯の長男。家族が家業を継いで欲しいと願う中、星の果てまで冒険する事を夢見ていてフリーターを続けている。時にムチャクチャと思える行動を取る単純熱血漢。
	石井篤（いしい・あつし） 天文学者だった母を持つ博識な少年。宙のムチャクチャぶりにいつも振り回されているものの、その行動力にあこがれている。
	宇宙革命軍ダークマター 全宇宙侵略を企む悪の軍団。帝王キングダークマターを筆頭にシバーク、ヤキ・イレール、ドツークの３将軍とそれを束ねる悪知恵博士を擁する。ナンバーXの体に眠るエネルギー変換理論と、地球の侵略を狙う。
	改造人間クロスダイバー BOOTS第3班航空部隊長・百目鬼出雲（どうめき・いずも）が変身した姿。それぞれ別のノッカーズ犯罪組織に3度も改造された過去を持つ非業の戦士。百目鬼本人を含め4つの人格を持つ。
	十文字美月（じゅうもんじ・みづき） 宙の妹。勝ち気だが、ダメ兄貴を見守る優しい一面を持つ。
全1巻

主なクロスオーバー作品
『レイズマン・ゼロ』	『ジエンド』	『アルクベイン』
ダークマターの地球侵略に、地球のヒーロー達も立ち向かう。コスモXとの邂逅は？