クランド

原作:たかしげ 宙 作画:松本 レオ

時は2004年。オルタレイション・バーストから5年が経過し、ノッカーズ犯罪が次第に増加してきた頃。

新人警察官・大崎圭太巡査は、大きな事件など起こらない場所だと言われている東京の小さな下町、榊町へ配属された。のんびりとした日常が過ぎていくかに思われていたが、突如町内にノッカーズ事件が発生。周囲を巻き込み暴れ出したノッカーズの力に、為す術無く倒れていく先輩警察官を目の当たりにし、恐怖に震える圭太。
その時彼の前に、「神様」(!?)が現れた!!

阪中忠四郎蔵人(さかなかちゅうしろう・くらんど)
北条方の武将で、徳川の江戸入城の折、最後まで徳川軍に抵抗して死んだとされる男。祟りを恐れた徳川が祠を建てて祀り、長年土地に根付いた結果土地神となった。榊町の中なら「無敵」を誇る。
大崎圭太(おおさき・けいた)
何も知らずに榊町に配属された新人警察官。蔵人の依童として選ばれ、蔵人に振り回される日々を送る。
井沢野百合(いざわの・ゆり)
圭太の前の依童。時に圭太の代わりに蔵人と共に戦う事もある。その場合蔵人は女性武将の姿に変身する。
キョーウン
その異名の通り、「強運」を能力に持つノッカーズ。周囲の量子的可能性を、もっとも自分に都合のいい形にねじ曲げる邪悪な男。
リボルバー
右手を銃に変形させるノッカーズ。非力だが、毎夜正義のために戦い続けている。
全2巻
和泉彰吾(いずみ・しょうご)
BOOTS隊員。高階と共に初期型ブースター装着者としてノッカーズ犯罪に立ち向かう。体育会系で、典型的な現場の男。

 

主なクロスオーバー作品

『アルクベイン』
蔵人と、その存在を問題視する一部警察勢力との衝突を回避すべく活躍するアルクベイン。
『ジエンド』
ジエンド本編5年前の高階とアルクベインの邂逅。
『ウサ探』
生前の蔵人と交流があったというウサ探が、重要な秘密を圭太に語る。