DARK QUEEN

作:松原 あきら

 オルタレイション・バーストでノッカーズになりそこなった「非ノッカーズ」の銀殺人は、世間から忌み嫌われ、行き着いた犯罪団の中でもやっかい者扱いされる毎日を送っていた。

そんなある日、雫・ロッセリーニが殺人の前に現れた。ノッカーズ最大の犯罪結社「ロッセリーニファミリー」では、一族がそれぞれ選出した「騎士」を「キャヴァリエ」というノッカーズ能力を使って戦わせて時期王を決めるという「ロッセリーニ杯」を開催していた。幹部である雫は、殺人をその騎士にするというのだ。力のない自分の元に来た雫をバカにしていた殺人だったが、悪の組織を根底から変えたいと、自分を求めてやってきた雫の力になる決心をし、非ノッカーズにしか使えない意志のある槍「アレキサンダー」と共に壮絶な戦いに挑んでいく。

銀殺人(しろがね・あやと)

非ノッカーズであるため世間から忌み嫌われていた自分を必要としてくれた雫と、その思いに惹かれ、雫の騎士となりロッセリーニ杯に挑む決意をする。

雫・ロッセリーニ(しずく・ろっせりーに)

女王様気質で強気な物言いには、誰も敵わない。だが、亡き祖父の想いを引き継ぎノッカーズのための組織に変えたいと思っている。殺人と同じ非ノッカーズ。

キャバリエ・アレキサンダー

非ノッカーズにのみ、キャバリエを与える事ができるアレキサンダーの力を殺人が装着した姿。ロボットのように大きく、パワーと軽さを持つ。

アレキサンダー

普段は意志を持った槍の姿をしている。強い志を持ち、自分を恐れず想いをぶつけてきた雫の心意気に惹かれ、忠実に従っている。転生前にロンドンの人口を半減させたほどの力を持つ。

白鷺利根梨(しらさぎ・とねり)

ロッセリーニ杯に参加した、我流剣術白鷺流を操る女子高生剣士。キャバリエ・シラサギを操る、2回戦の殺人の相手。

全2巻

コンチェッタ・ロッセリーニ

ロッセリーニ・ファミリー大幹部。マンガ好きでたびたび来日している。

 

『アルクベイン』
日本進出を目論むロッセリーニ・ファミリーの暗躍は、アルクベインにたびたび阻止されているようだ。
『ウサ探』
旅行で来日したコンチェッタ、路上で酔いつぶれていたウサ探をチザリア島まで拉致してしまう。