アクセルレックス

作:おおの じゅんじ

時は2010年。
池袋署管轄エリア内のある病院が謎の全焼を遂げる。
直後、現場近くをさまよっていた記憶喪失の少年を保護した少年課の刑事・峰岸は、この少年・火茜カズマと二階堂病院の火事、そして同日起きたノッカーズによるものと見られる猟奇殺人の関係を疑い、捜査を開始する。
業務実態のない、謎のノッカーズ専門病院。火茜カズマはここの患者だった……。

過去の自分を取り戻すべく、頭の中に流れてくる”声”を頼りに自らの軌跡をたどるカズマ。
記憶を無くした加速王の戦いが始まる!!

火茜カズマ(ひあかね・かずま)=アクセルレックス

記憶喪失で、病院で目覚めた以前の事はほとんど覚えていない。高速で移動する能力を備えたノッカーズであり、生身で能力を使うと肉体に多大な負担がかかる。タンポポの作ったスーツによりアクセルレックスへと変身し、自由に力を使う事が出来るようになる。

タンポポ

明晰な頭脳とサイコキネシス能力を持った少女。二階堂病院でノッカーズの治療に当たっており、アクセルレックスのスーツをも開発したらしいが、多くを語らず謎に満ちている。

峰岸銀六(みねぎし・ぎんろく)

池袋署少年課の警官。情に厚く、経験豊富な元捜査一課刑事。ノッカーズ事件にも関わるが、職務熱心なあまりに左遷された過去を持つ。

ディザルバー

肉体を維持するために何十人もの人間を喰らっている無差別殺人犯。

大河原瞳(おおがわら・ひとみ)

物体に同化し、自由に操る能力を持つノッカーズ。BOOTS職員の父親を持ち、罪の意識に苦しんでいる。

全1巻

畑野

他者の隠しておきたい記憶を読み取るノッカーズ。絶対に明かされたくない弱みを握り、人を操る卑劣な犯罪者。

 

『ジエンド』
ノッカーズ能力のぶつかり合う現場で鉢合わせするカズマと高階。それぞれの正義を貫く男達の邂逅の結末は……?